ロボットを使ったプログラミング教育の効果は?元先生の私の意見

プログラミング教育

フリーランスエンジニアのあべりゅうです。

私は約一年間、副業としてロボット&プログラミング教室で小学生相手にプログラミングの先生をやっていました。

 

IT人材不足もあってか、大人向けのプログラミングスクールはここ数年でかなり増えました。

大人向けだけでなく、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることもあり、今では小学生向けのプログラミング教室も増えています。

そこで今回は、ロボットを使ったプログラミング教育に効果はあるのかどうか、現役エンジニアでプログラミング教育経験者の私の意見を書いてみます。

 

習い事としてのプログラミングが気になっている方の参考になれば幸いです。

 

私のプログラミング教育歴

まずは私のプログラミング教育歴をご紹介します。

 

私が副業で働いていたのは、進学塾が運営しているロボット&プログラミング教室です。

この教室では、教材としてレゴのマインドストームEV3というロボットを使用していました。

その他、夏休みや冬休みなど小学校が長期休暇の時期は、特別講座として子供向けプログラミング言語のScratch(スクラッチ)の授業もやってました。

 

先生といっても、一方的に授業をするわけではありません。子供たちに試行錯誤してもらうことに重点を置いていたので、教えるというよりは、導いていく感じに近かったです。

 

私自身、教育の仕事は未経験でまったくの素人でしたが、プログラミング教育というものに興味を持っていたのと、子供に何かを教える仕事をしてみたいという気持ちがあったので、副業としてチャレンジしてみたのです。

 

プログラミング教育の教材は大きく分けて二種類

子供向けプログラミング教室で教材として使われているのは、主に以下の二種類と考えていいでしょう。

  • レゴマインドストームEV3などのロボット
  • スクラッチなどの子供向けプログラミング言語

この記事では、教材としてのロボットをテーマに書きます。

 

教材としてロボットを使うことのメリット・デメリット

続いて、プログラミング教育の教材としてロボットを使うことのメリットとデメリットについて、私の考えを書いてみます。

 

メリット1:動く、動かないが一目でわかる

プログラムの動きは基本、目に見えません。

どういう動きをしているのかを知るためには、ログを出力して文字として確認するのが一般的です。

 

ロボットの場合、期待通りに動いているかそうでないかは一目瞭然。

最初から完璧に出来る子はいないので、人前でたくさん失敗することになります。

中には悔しくて泣いてしまう子もいるほどです。

 

メリット2:試行錯誤させやすい

ロボットは自分が組んだプログラム通りに動きます。

なので、期待通りに動かない場合はどこが悪いのか見つけて、それを解決する必要があります。

 

「これを試してダメだったから、今度はこうしてみよう」など、試行錯誤する経験をさせやすいのもメリットのひとつですね。

 

メリット3:どのように動かしてほしいかを伝えやすい

メリット1と関連しますが、ロボット教材はアドバイスする側にとってもメリットがあります。ロボットをどう動かしてほしいかを伝えるとき、実際に手で動かして見せることができるのです。

 

口だけでの説明ではイメージしにくくても、実際に動きを見せることで、次はどうしたらいいか、ぱっとひらめいてくれたりします。

 

デメリット1:組み立てるのが大変で飽きてしまう

ロボットをプログラムで動かすには、まずはロボット本体を組み立てる必要があります。

簡単なロボであれば問題ないのですが、ちょっと複雑な構造になると、とたんにやる気をなくす子も出てきます。

組み立てるだけで授業の時間が過ぎ、プログラミングにチャレンジする前に授業が終わってしまう、なんて場合もあったりします。

 

なので、プラモデルやブロックを組み立てるのが苦手な子には向いてないかもしれません。

 

デメリット2:ロボット自体に問題がある場合の対応が大変

プログラミングが問題で期待通りに動かない場合の対応は楽です。順を追ってプログラムを確認すればいいので。

 

問題はロボットを組み立てる工程に問題があった場合です。

本人は設計書通りに組み立てたつもりでも、間違って組み立てるとうまく動きません。

 

その問題を見つけるのは大人でも大変なので、子供にとってはもっと大変なこと。

モチベーションをなくして授業時間を無駄に過ごしてしまう子もたくさんいます。

 

まとめ:エンジニアにならなくても役に立つ習い事

以上、プログラミング教育におけるロボット教材についての私の意見を書いてみました。

 

私が先生をやっていたときは、答えを直接教えるのではなく、筋道立てて考えさせることで、自分で正解にたどり着くように導くことを心がけていました。

結果、論理的に考えるクセを身につけさせることができたと思ってます。

 

論理的思考はエンジニアだけに求められるわけではありません。

小学生の頃から論理的に考えるクセをつけられるプログラミングは、子供に経験させておくべき習い事だと言えるでしょう。

 

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